遠山 文士

12年前の56歳に実家の家業を閉めて、これからどうしようかと悩んでいた頃、中谷石材の中谷社長から、草むしりの仕事をしないかと言われ家族に相談、大反対されながらも、他にやることもないし、ダメもとで入社、入社翌日から、いきなり群馬県でマイスター研修と全く自分の予期せぬ事がスタート。10日間くらい居たらいいんだろうと思っていたら気づいたら3か月修行しました。最初はあれだけ嫌だった修行が帰る当日は寂しくて年甲斐にもなく涙を流したのを覚えています。

群馬から帰ってすぐに草むしり.com高松としてスタートしました。宮本さんが作ってくれたチラシを毎日毎日ポスティングしましたが鳴かず飛ばずの毎日でした。一人で何度も挫けそうになりましたが、群馬での修業が支えになり地道に続ける原動力となりました。3年目になると気づいたら沢山のお客様との関係ができました。こんな私に出来ることは、私に頼んでくれたお客様の仕事を一生懸命にすること、それだけでここまでやってきました。

4年目になると、作業仲間も徐々に増えてきました。入って来る方は私と同じく60代や70代の方が多いです。長年一人でやっていた頃を考えると仲間が増えることの有難さは、どんな方であろうと凄くうれしいものです。また人生経験の長い方の話は面白いし勉強になります。そういう仲間がこの事業を支えてくれていますし、年をとっても、まだまだ活躍できることの喜びが長く続けてくれている要因と思います。選んでくれたお客様に、支えてくれる仲間に感謝の心が磨かれます。