村上 直也

建築会社に勤めていましたが、ただ漠然と独立したいと思っていたところ、「群馬で草むしりで生活している人がいるけどやってみないか」と義父に言われました。“面白そうだな”と思い、宮本社長に体験研修を願い出た際に、『どうしたいの？』と問われ、「2週間で研修済ませて地元で開業したいです。」と答えると、「ふざけるな！帰れ。」と言われました。

数週間後、何とか許してもらい研修が始まりました。草木相手の作業は初めてで覚えることも多く大変な日々でしたが、決して辛くはありませんでした。宮本社長はじめスタッフの方々も皆楽しそうに作業をしていましたし、終わるとお客様からも笑顔でお礼を言ってもらえました。そのような環境は初めてでしたので、驚きとともに草むしりを生涯の仕事にしようと決意しました。

最初から仕事があるわけではなく、最初の1，2年は夜工場でアルバイトもしていました。次第に口コミやお客様からの紹介などが増え、3年目からやっとご飯が食べられる様になりました。特別なことはできなくても、地道にコツコツと努力をすれば周りの方々が応援してくれるようになっていきます。それを実感出来ることが幸せであり、やり甲斐でもあります。