池川 道佑

穏やかな春の陽気、４０度近い猛暑、美しい紅葉、手がかじかむ寒さ…移り行く四季を全身で受けながら、ひたすら庭仕事に励む。お客様の要望に誠実に応える事、そして自分自身が納得する満足な仕事ができたかを、問うて働くことが日々の使命です。無事に現場を終えて風呂に入り、食べたいものを料理して（残念ながらぼっち暮らしです）うまい酒を飲む。そして夜９時には床に就く。日々のこの暮らしに満足しています。

現職の前は広告代理店で２７年間仕事をしていました。市場では同業他社とのクライアントの奪い合い、仕事の取り合いの日々でした、仕事を取った、取られたという言葉が常に交わされていました。また社内でも戦っていました。宮本会長との出会いからマイスターとなってからはもう戦う事は無くなりました。誰かから仕事を奪うのではなく、困っている方の要望に応え、尽くすことで喜ばれる。そしてお客様から紹介をいただいたりして縁が拡がっていく。おかげ様で穏やかで、平和な環境で仕事ができるので、日々笑顔で楽しく過ごしています。

この仕事のいいところはオフシーズンがあるという事。例年１月から３月はほとんど仕事がありません。４月から年末までがむしゃらに働いて冬休みと、春休みを堪能する。沖縄を放浪、全国の知人を訪ね歩く。また温泉で読書合宿をしたりと、のんびり命の洗濯が出来ることです。ハードな仕事なので、体のあちこちに疲労が蓄積して秋にはアップアップになりますが、年明けからのオフを楽しみに乗り切ります。９ヶ月働いて３ヶ月休む。こんなに幸せでいいのでしょうか？